C’est La Vie

浦和レッズを中心に、サッカー話

DVを扱うBLOGらしいものを書く

2006年12月に渋谷区で起きた、「夫バラバラ殺人事件」の
DVサバイバーだった妻のカオリン*1、と言えばピンと来るのでしょうか。

 三橋歌織被告の控訴審判決が東京高裁で言い渡され、
一審の判決を支持し、被告側の控訴を退ける判決となりました。

夫殺害の妻 2審も懲役15年
6月22日 12時19分 (NHKニュース)
東京・渋谷区のマンションで、夫を殺害して遺体を切断した罪などに問われた妻に、22日、東京高等裁判所は「完全な責任能力があった」と認め、1審に続いて懲役15年を言い渡しました。被告は、2審の裁判が始まってから一度も法廷に現れず、22日も被告がいないまま判決が言い渡されました。

東京・渋谷区に住んでいた三橋歌織被告(35)は、4年前、自宅のマンションで夫の祐輔さん(当時30歳)の頭をワインの瓶で殴って殺害し、遺体を切断した罪などに問われました。裁判では、事件当時の被告の責任能力が最大の争点になり、2人の医師は、責任能力はなかったという鑑定結果を出しましたが、1審は「完全な責任能力があった」と認め、懲役15年を言い渡していました。22日に言い渡された2審の判決で、東京高等裁判所の出田孝一裁判長は「結婚直後から夫から暴力を受け続けていた被告は、犯行当時、不眠や緊張によって幻覚や幻聴の症状があったが、事件のあとに犯行を隠す工作を行ったことなどを考えると、完全な責任能力があったと認められる」と指摘しました。そのうえで「被告に同情すべき点はあるものの、夫を殺害して遺体を切断した犯行はあまりに冷酷で、刑事責任は重い」として、被告に1審に続いて懲役15年を言い渡しました。被告は、2審の裁判が始まってから一度も法廷に現れず、22日も被告がいないまま判決が言い渡されました。

大学時代にお付き合いしていた方から恒常的に暴力を振るわれ、*2
灰皿で殴られて顔面骨折をした経験のある私としては、
カオリンの夫殺害は、時として起こる
「DV被害者が、加害者になってしまう」パターンとして理解出来る部分があり、
かりに裁判員裁判で、裁判員に選ばれていたら「無罪」にしそうな気がします。

と言うか、殺人は無罪でも死体損壊と遺棄で7〜10年くらいが妥当とは思いますけどね…。


カオリン

殺された旦那さんの写真を並べて見ましたが、改めて見てみると、怖いですね。

*1:女優の小雪さんに似ている、と言われてましたね

*2:以前もここで書いたと思いますが