「方舟」の盟主、リングに死す
「ノアだけはガチ」なる成句の重みを、皮肉にも三沢さんが体現してしまいましたね。
ノアの社長であり、「エルボーの貴公子」「ノアの盟主」と呼ばれた三沢光晴さんが、
試合中にバックドロップを食らったあとに倒れ、亡くなりました。
生前、「全日本四天王」だった三沢さんと「闘魂三銃士」橋本真也*1のシングルマッチを見てみたいと思ったワタクシですが、
それも今となっては、「叶わぬ夢」となりました。
リングを離れたら、子煩悩で優しい父親*2でもあり、愛妻家で礼儀正しい方だったそうです。
長い間、お疲れ様でした。そして、ありがとう!
プロレス三沢光晴さん死亡 広島で試合中、頭強打 (47 News)
13日午後8時半すぎ、広島市中区の広島県立総合体育館で、プロレスラー三沢光晴さん(46)が試合中に相手の技をかけられて頭を強打。病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された。広島県警は試合関係者らから事情を聴き、当時の状況を調べている。
県警や主催したプロレス団体「ノア」によると、三沢さんは同8時10分ごろ、メーンイベントのタッグマッチに出場。約25分後、背後から抱え上げ、後ろに倒れ込むバックドロップをかけられ、リングに倒れた。
試合はレフェリーストップで相手方が勝った。
目の前で観戦していた市内の会社員の男性(32)によると、倒れてから救急車で運ばれるまで10分以上、仲間のレスラーや救急隊員が心臓マッサージや自動体外式除細動器(AED)を使い蘇生措置を施したが、三沢さんは全く動かなかった。
この間、リングサイドのファンから「ミサワ、ミサワ」とコールが上がり、搬送後も約2300人の観客で埋まった会場は騒然とした状態が続いたという。
三沢さんは埼玉県越谷市出身。1981年にデビューし、2代目タイガーマスクとして活躍。90年代に全日本プロレスの中心選手となり、その後、ノアを立ち上げた。
2009/06/14 00:48 【共同通信】